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【保存版】ピアノの音色の秘密を徹底解説!きれいな音色をピアノで奏でる秘訣とは?

(写真:イタリアローマにあるバロック時代の人工噴水・トレヴィの泉)

みなさん、ピアノの音色には奥深い秘密があることを知っていますか?どうして、〇〇さんと同じピアノで弾いているのに、こんなにも音色が違うんだろう。そのようなことを感じたことがありませんか?

今回は、きれいなピアノの音色に隠された秘密について、徹底解説します。

なぜ、同じピアノなのに音色に違い出るの?

ピアノの音色は、同じピアノで弾いたとしても演奏者によって、その奏でる音色は大きく異なり、そして、同じ演奏者が弾いたとしても、その時の心の状態により大きく音色は変化するものです。

発表会のワンシーン。「〇〇さんのピアノの音って、キレイだよね!」発表会では、よく聞くフレーズです。

同じピアノを使っているのに、一体、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?単純に、ピアノの技術の差だけでは、この秘密を解くことができないかもしれません。

魔法の楽器ピアノの持つ能力とは?

黒くて大きくて、重厚感あふれる楽器。ピアノは最もインパクトがある楽器といっても過言ではありません。この歴史ある楽器は、演奏者の曲に対する思いを音として奏でるべく、長い長い年月を経て、進化し続けてきました。演奏者によって要求される芸術表現を映しだす鏡として、厳選された材料、長い歳月と手間を惜しみなくそそぎこむ製作者の高度な技術により、高いレベルで完成された再現性の高い楽器、それがピアノなのです。

どのような音色を奏でるかは演奏者次第。
身体や指の使い方など、ピアノレッスンや毎日の練習により、技術的要素を備えていくことはもちろんですが、音色を変える秘密は、もっともっと奥の方に潜んでいます。

根本的に、ピアノの音色を変えるためには、楽譜を見て、ただぼんやりと弾くのではなく、楽譜をその曲を『頭の中のキャンパスに絵画を描くようにイメージできること』が大切です。

頭の中でイメージが具体化していれば、再現性の高い楽器であるピアノがそのイメージを音色として表現してくれはずです。そのことからも、頭のイメージの解像度を上げることが重要となります。

頭の中のイメージの解像度をあげるためには?

イメージすること、つまり想像力は人によって大きく異なります。それは持って生まれた資質の部分もあるのかもしれませんが、それよりも、今まで生きてきた経験によって大きく左右されるものです。

ピアノを弾く時のイメージの解像度を高めたいと思えば、楽譜を読みこみ、歴史や作者の生い立ちや心境などを研究することを考えたくなるでしょう。それも大切なことではありますが、時には、ピアノから離れて異なる経験を積むことが効果的なのです。

よく、こんなことありませんか?
新しいアイデアがふと浮かんだりする時は、意外と違うことを考えてたり、別のことをしていたりする時が多かったりもします。研究者も、ふとしたときに、大発見となる糸口を見つけたという話を聞くことがあります。

多くの著名な演奏家が『感性を高めなさい』と語ります。

旅や鑑賞、交流、自然、感覚を刺激する経験が、演奏者の抽象的なイメージの解像度を上げ、ピアノの魅力を引き出すのです。

子ども教育でも同じような話をよく耳にします。人が何かを想像するときは、過去の体験や学んだことを参考にしています。
いろいろな経験をさせてあげることで、子どもの想像力をぐんぐん伸ばすことができる、まさにイメージの解像度を上げることと共通しますね。

絵画や映画、小説、オーケストラ、オペラやミュージカル、美しい街並みや建築物、自然や文化、美味しい食事など鑑賞したり、体験したりすることで、多彩な感性を味わい、心を豊かにし、イメージ解像度が上がることで、ぼんやりと浮かんでいたイメージが、より具体化し、そのことがピアノの魅力を引き出し、音色も豊かになることに繋がるでしょう。

私も、欧州などの海外に赴き、西洋の文化・芸術に触れ、「ホンモノ」を知る機会をつくってきました。
おかげで貯金は全然貯まりませんでしたが、得られた経験は、他には変えることができない私の音楽人生の糧となり、そして私の奏でるピアノの音色へと繋がっていることと思います。

まとめ

いかがでしたか。きれいな音色を奏でるためには、様々な経験を通じて、イメージの解像度を高めることが近道となるでしょう。また、その経験は、ピアノだけの世界にとどまらず、想像力豊かな人間性を形成する大きな財産となるのではないでしょうか。

頭の中のイメージをも音色として表現してしまうピアノは、まさに魔法の道具だなと感じずにはいられません。

富士市のピアノ教室、TAKASEピアノ教室では、「楽しく音楽を学ぶ」をモットーに、ひとりひとりの個性を大切にした丁寧な指導を心がけたレッスンを行っております。

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