白と黒のコントラストが美しいピアノの鍵盤。
みなさん、いったい鍵盤はいくつあるか知っていますか?
さっそく、数えてみましょう〜♪
👉 白鍵が 52個
👉 黒鍵が 36個
👉 合計で 88個!
でも…なんで「88個」なの?もっと多くてもいいのでは?って思いますよね?
今回は、そのナゾをひもときながら、ピアノと人間の身体との意外な関係をお届けします🎵
🎼ピアノの歴史と進化のひみつ
ピアノは、演奏者の気持ちをそのまま音で表現できる、とっても表現力の高い楽器✨
(※ピアノの音色については前回記事【保存版】ピアノの音色の秘密もチェック!)
ピアノと人との関わりは、もう300年以上!
長〜い歴史の中で、鍵盤の「数・形・色・素材」もたくさん進化してきました。
今のピアノの原型を作ったのは、イタリア・フィレンツェの楽器職人
🎩 **バルトロメオ・クリストフォリ(1655〜1731)**さん。
最初のピアノはなんと…**54鍵(4オクターブ)**しかなかったんです!
現在の88鍵と比べると、34鍵も少ない!
その後、音楽の発展とともにピアノもグングン成長📈
年代 | 鍵盤数 |
---|---|
18世紀後半 | 61鍵 |
1800年頃 | 68鍵 |
1820年頃 | 73鍵 |
1830年頃 | 78鍵 |
1890年頃 | 88鍵(完成形!) |
ところが…ここからが面白いところ!
それ以降130年以上、鍵盤数はほぼ変わっていないんです。
いったいなぜでしょう?🤔
🧠ピアノと人間のカラダのひみつ
実は「88鍵」という数には、人間の耳や身体のしくみが深く関わっているんです!
👂 人が聴こえる音の範囲(可聴音)
- 低い音:20Hz
- 高い音:20,000Hz(20kHz)
この範囲を超えると、
- 高すぎる音=「超音波」
- 低すぎる音=「超低周波音」
となり、私たちには聞こえません💦
ピアノの88鍵は、
27.5Hz〜4186Hz までをカバーしています🎵
これがまさに、人が「楽音」として認識できるベストな範囲!
🔸 27.5Hzより低い音は「うなり」みたいに感じる
🔸 4186Hzより高い音は「キーン」と耳障りに…
だから、「88鍵」がちょうどいい✨
人の耳にぴったりの鍵盤数だったんですね!
🌍もっと多いピアノもあるってホント?
ちょっと余談ですが…
海外では90鍵、97鍵、102鍵、108鍵のピアノも作られているそう!
でもその拡張鍵盤は、実際に弾くというより、音の響きをより豊かにするために使われていて、あまり演奏には登場しないみたい。
ちなみに、日本の楽器メーカーでは作られていません。
🕊️未来のピアノは…もっと進化するかも?
最近では、音楽の中に含まれる「超音波」が
心を癒すという研究も進んでいます✨
もしかしたら、これからのピアノは
「耳には聞こえないけど感じる音」まで演奏できるようになって、
88鍵を超える新時代が来るかもしれませんね…!
🎵さいごに
「88鍵」という数には、長い歴史と、人の体にピッタリ合った科学的な理由がありました✨
これからピアノを弾くときは、
ぜひその「ひみつ」にも思いを馳せてみてくださいね🎹💕
🎹 富士市のピアノ教室、TAKASEピアノ教室では、
「楽しく音楽を学ぶ」をモットーに、ひとりひとりの個性を大切にした丁寧な指導を心がけています。
初めての習い事にも安心して通っていただける教室です。
📩 お問い合わせはこちらをクリック 👆でメールにて24時間受付中!
ピアノ体験レッスンやご質問など、お気軽にご連絡ください♪