みなさん、知っていましたか?
富士市に住んでいて、こんなに近くに素敵な音楽ホールがあったとは知りませんでした。
世の中は情報が溢れている世界。自分から積極的に情報を得ようとすれば、いくらでも手にすることができる時代です。
もっとアンテナを高くしないといけませんね。
上質な空間が与える音楽の影響とは?
富士市厚原にある
ハウスゾンネンシャイン音楽堂
今まで行ったことのある音楽ホールとは違い、演奏者との距離がとても近く、そして天井は高く伸び、どことなく若い頃に行ったイタリアの教会を思い出させるような、とても素敵なホールでした。
音とホールの関係ですが、音や響きがよいことが重要であると考えられがちですが、実はホールの持っているビジュアル面も大切であるといわれています。
人は耳で音楽を楽しんでると思われがちですが、実は、音として聴いている情報にプラスして、いろいろな刺激を目を通して受けているといわれています。
よいホールとは、音の響きがよいこと、そして人に与える視覚的影響がよいことが条件なのですね。
ハウスゾンネンシャイン音楽堂は、まさに、その条件に合致する音楽ホールでした。
そして、この音楽堂は、空間だけでなく、楽器も素晴らしいんです。
1910年製のパイプオルガン、華奢で鮮やかな装飾のあるチェンバロ、1883年にイギリスのブロードウッド社にて製作されたピアノ。
なんとこのピアノは、私の大好きなブラームスが活躍していた頃のもので、今もこのホールで演奏されているのです。
ヨハネス・ブラームスとは、バッハやベートーヴェンと並ぶ偉大な作曲家で、「3大B」の一人として数えられています。1833年ドイツのハンブルク生まれ、クラシックの音楽史では、ロマン派に分類され、交響曲のみならず幅広いジャンルで名作を残しました。
ロマン派というのは、
19世紀を中心に発達した音楽の一傾向で、個人的,主観的な情緒性,芸術至上主義,日常性からの離脱などを特色とした、より自由な扱いとなっており、形式感はうすれ、内容表現を重視した音楽のことです。
室内楽の素晴らしさとは?

本日のこのホールでの演奏は、なんとN響メンバーによるバイオリン・ビオラ・チェロ3人の室内楽で、音が身体に響きわたり、自然と涙が出てくるほど感動しました。
N響とは、「NHK交響楽団」の略称で、1926年10月5日、新交響楽団の名で結成、1942年日本交響楽団と改称。第二次世界大戦後にNHK(日本放送協会)との関係を深め、1951年8月、NHK交響楽団と改称し、NHKが運営上の責任を負う形になりました。1927年の第1回から続けられている定期演奏会は、NHKホール、サントリー・ホールを拠点に、年間27プログラム、54回の公演が行われているほか、地方都市への引越し公演、特別演奏会、海外公演などのコンサートが行われている日本を代表するオーケストラです。
そして、演奏曲目は、このホールのオーナーさんのリクエスト、モーツァルトの『ディベルティメント弦楽三重奏』の他、シューベルトとグリエールの楽曲でした。
室内楽のよさは、大規模な人数編成のオーケストラとは違い、各楽器の音色が際立ち、楽器それぞれの音を楽しむことができるところにあります。
生演奏で室内楽を聴く機会は少ないので、とても貴重で素敵な時間を過ごしました。
今度はこの音楽堂で、パイプオルガンで奏でるバロック音楽も聴いてみたいな。
富士市のピアノ教室、TAKASEピアノ教室では、「楽しく音楽を学ぶ」をモットーに、ひとりひとりの個性を大切にした丁寧な指導を心がけたレッスンを行っております。
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